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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類
2022年8月22日 北京 忽滑谷諒子

中国:2022年第2期レアアース採掘割当量発表

 2022年8月17日、中国工業情報化部と自然資源部は共同で、2022年第2回目のレアアース採掘割当量を発表した。
 第1期と第2期発表分の採掘割当量及び製錬分離割当量の合計は、それぞれ210千t、202千tで、前年比でそれぞれ25%増、24.7%増となった。軽希土の採掘割当量は、前年比28.2%増の190,850tとなる一方、中・重希土は19,150tで、2021年からの増減はなかった。
 企業別に見ると、四大集団のうち、中国北方希土(集団)高科技股份有限公司が獲得した採掘・製錬分離割当量が最も多く、2021年からの増量値も最も大きかった。中国稀土集団有限公司は軽希土採掘量、製錬分離量が増量となった。厦門タングステン業股份有限公司と広東省稀土産業集団有限公司は、2021年からの変化はなかった。

      

      

2022年レアアース採掘、製錬分離総量管理指標
番号 稀土集団 鉱産品(レアアース酸化物換算,t) 製錬分離品
(レアアース酸化物換算,t)
マグマ由来型
鉱床(軽希土)
イオン吸着型鉱床(中重希土)
1 中国稀土集団有限公司 49,200 
(※48,500)
13,010 
(※13,010)
58,499 
(※57,799)
2 中国北方稀土(集団)高科技股份有限公司 141,650 
(100,350)
-  128,934 
(89,634)
3 厦門タングステン業股份有限公司 -  3,440 
(3,440)
3,963 
(3,963)
4 広東省稀土産業集団有限公司 -  2,700 
(2,700)
10,604 
(10,604)
うち、中国有色金属建設股份有限公司 -  -  3,610 
(3,610)
合計 190,850 
(148,850)
19,150 
(19,150)
202,000 
(162,000)
総計 210,000 
(168,000)
202,000 
(162,000)

下段の()の値は2021年の割当量
※中国稀土集団有限公司の2021年割当量記載値は、同社合併前の、中国稀有稀土股份有限公司、五鉱稀土集団有限公司、中国南方稀土集団有限公司への割当量の合算値。

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