ペルー：Espinar郡住民、Antapaccay銅鉱山基金を財源とする給付金を要求し南部鉱物輸送道を封鎖

　2022年8月24日付け現地紙によると、同年8月22日Cusco州Espinar郡では、Glencore Antapaccay社と同郡の間に存在するEspinar枠組協定とその基金を財源とする2,000PEN（ソーレス）の給付等を要求する住民グループが、南部鉱物輸送道の封鎖を開始した。
　Espinar防衛前線のHuamani代表によれば、道路封鎖によってMMG Las Bambas社、Hudbay社、Glencore Antapaccay社の操業鉱山のトラックだけでなく、Panoro銅プロジェクトやHaquira銅プロジェクト（共にApurimac州）の車両通行も阻んでいる。さらに、住民側は給付金だけでなく、長年の懸案事項であるEspinar枠組協定の見直しや、Espinar郡自治体内の汚職への対応を中央政府に要求しているとし、今後抗議行動を南部鉱物輸送道（Cusco州Chumbivilcas郡やApurimac州Challhuahuacho郡）に拡大する方針であるとコメントした。