南ア：PGM生産者Implats社、2022年6月期連結決算速報を発表

　2022年9月1日付けでImpala Platinum（Implats）社は、2022年6月末までの暫定的な連結決算を発表した。売上高は118.3bZAR（南ア・ランド：6.9bUS$相当、2021年度比9％減）であった。売上総利益は41.3bZAR（同23％減）、EBITDA 53.4bZAR（同13％減）、フリーキャッシュフローは28.8bZAR（同25％減）と、ランド安、PGM価格の低下や操業上の逆風にもかかわらず、記録的な実績を示した2021年度から引き続き2022年度も堅調な収益、EBITDA、フリーキャッシュフローを達成したとしている。操業に関しては、6E精鉱の生産量は、自社操業鉱山から2.27百万oz（2021年度比4％減）、JV鉱山から548千oz（同2％減）、第三者からの受け入れ351千oz（同2％減）、全体として3.17百万ozとなった。また、6E精製生産量は3.09百万oz（同6％減）で、これは精鉱生産量の減少、Impala RustenburgにおけるNo.3炉の補修の長期化の影響を受けたものである。なお、2022年6月期には7人の死亡事故が発生しており、安全な生産は譲れないものであり、従業員と契約労働者の安全を確保することは、「事故ゼロ」という約束を実現するために不可欠、としている。