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ニュース・フラッシュ

鉱種:
プラチナ PGM(白金族) ニッケル リチウム
2022年9月28日 ヨハネスブルグ 栗原政臣

ジンバブエ:中国の投資家による2.83bUS$のバッテリーメタルパーク計画

 2022年9月16日付けメディアによると、ジンバブエ政府は、中国の投資家グループによる、リチウム、プラチナ、ニッケル等の金属を処理する2.83bUS$のバッテリーメタルパーク設立の提案を承認し、低迷する経済を復活させるための最新の計画を発表した。香港のEagle International Investment Holding社とPacific Goal Investment社は、リチウム塩とニッケル硫酸塩工場、ニッケルクロム合金製錬所を含む統合工業団地の開発を意図しており、Polite Kambamura副鉱山大臣によれば当該計画に関する合意書は同16日のうちに署名される。当該工業団地の目標は、リチウムやニッケルなどの新エネルギー金属に代表される産業バリューチェーンを開発し、鉱物製品の付加価値を高め、アフリカを拠点に世界を包含する新エネルギー生産基地の形成である、とEagle社は述べている。計画では、バッテリーメタルパークの面積は30~50km2、2025年末までに完成予定で、ジンバブエの首都から北西に約48kmのMapingaに建設される。当該パークで計画されているプロジェクトには、各精錬施設への電力供給用に各々250mUS$をかけ建設される2つの300MWの発電所が含まれ、1つは2024年まで、2つ目は2025年までに完成する計画である。その他に、1bUS$を投じる硫酸ニッケル工場、500mUS$を投じるニッケルクロム合金製錬所、及び450mUS$を投じるリチウム塩工場が計画されている。
 電気自動車(EV)へのシフトが加速し、リチウム価格が高騰していることから、ジンバブエには投資家の関心が集まっている。中Chengxin Lithium Group社(盛新鋰能集団股份有限公司)と中Sinomine Resource社(中鉱資源集団股份有限公司)は、リチウム探査のために合弁会社を設立し、中Zhejiang Huayou Cobalt社(浙江華友鈷業股份有限公司)は同国北東部のArcadiaリチウム鉱山の開発に300mUS$を投資する計画である。ただしジンバブエでは、過去に他のいくつかの大型プロジェクトを発表しているが、実現には至っていない。Emmerson Mnangagwa大統領は2017年11月の政権発足以来、27bUS$以上の投資計画を発表しているが、ほとんど成果がない現状となっている。

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