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ペルー:Minera Antamina社CEO、政府は既存鉱山案件への大規模投資を促進すべきと発言
2022年9月24日付け現地紙によると、Minera Antamina社のGobitz CEOは、エネルギー鉱山省(MINEM)が53bUS$以上の鉱業投資見通しを示していることに関して、本投資額にはグリーンフィールド(新規鉱山)案件とブラウンフィールド(既存鉱山)案件の双方が含まれているが、国は後者に注目し、より多額の投資獲得を目指すべきだとの考えを示した。また、ペルー国内で操業されるAntamina(Ancash州)、Cerro Verde(Arequipa州)、Las Bambas(Apurimac州)、Toromocho(Ancash州)等の大規模銅鉱山では、常に投資が必要とされていると説明した。
Yanacocha硫化鉱プロジェクト(Cajamarca州)の投資決定が延期された件については、鉱業プロジェクトは案件ごとに異なる技術的難易度や利益見通し等に応じて開発時期が決定されるとしつつも、同州ではQuilish金プロジェクトやConga銅・金プロジェクト等、複数のプロジェクトが停止状態になっていることに触れ、政府により社会争議が解決されないこともこれらプロジェクトに影響を及ぼしているとの考えを示した。
2022年10月2日に行われる統一地方選挙に関しては、鉱山企業が納付する税金を由来とする財源は永久に続くものではなく、自治体政府は地域開発計画を策定し、同計画の実行資金として本財源を利用するべきだとの考えを示した。
