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2022年9月29日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:対再エネ事業の規制強化継続も、鉱業部門の再エネ発電向け投資は増加と予想

 2022年9月27日付け報道によると、2022年の鉱業部門における再生可能エネルギー発電事業向け投資額は、対前年比40.5%増加し、総額51.3mUS$と試算されている。COVID-19感染蔓延を受け、2020年に再エネ関連の投資が落ち込んだものの、翌2021年以降回復傾向にあるとされる。
 現政権下では、国家エネルギー規制委員会(CRE)や環境天然資源省(SEMARNAT)からの認可取得に係る規則が明確でないことから、電力関連企業だけでなく、複数の産業において再エネ事業が停止している。2022年7月には独Audi社がSEMARNATに対し申請していたPuebla州の太陽光発電プロジェクトが却下されたほか、加Torex Gold社は、Guerrero州El Limón-Guajes金鉱山での8.5MWの太陽光発電所を含む再エネ計画が停滞している。
 メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)によると、鉱業部門の電力消費量は国内産業のうち第4位であり、電気料金が操業コストの5割以上を占めることから、電力価格の競争力維持が重要となる。CAMIMEX会員企業の間では、クリーンエネルギーや再エネ、超低硫黄軽油の使用を拡大することで、温室効果ガス排出量およびカーボンフットプリント削減が進められている。2020年の鉱業部門におけるクリーンエネルギー由来の電力使用量は、前年の14%から31%に増加した。

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