豪：大型労組CFMEUの鉱業エネルギー部門、同労組からの離脱を豪連邦公正労働委員会に再申請

　2022年9月15日付けの地元ディアによると、豪州の建築産業や鉱業エネルギー産業などからなる大型労働組合CFMEUの鉱業エネルギー部門CFMEU Mining & Energyは、同組合からの離脱を豪連邦公正労働委員会（Fair Work Commission：FWC）に再申請した。同部門は、同組合からの離脱申請を2021年3月に一度行ったが、FWCは同年9月、同部門が同組合に合併された年は1995年であるとみなせるため、この離脱申請は労働組合法「Fair Work（Registered Organisations） Act」の条文「労働組合の部門は、過去5年以内に当該の組合に統合されたものである場合のみ、当該の組合からの離脱が可能である」に整合しないとして、同申請を却下していた。一方、同部門は今回の申請が、同法の第94条（A）における、「労働組合の部門は、当該の組合が労働組合法、公正労働法、建設産業法、職場衛生安全法に準拠しない場合、当該の組合に合併されてから5年超の場合も離脱申請を行うことが可能である」に基づくとしている。