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ペルー:統一地方選挙、主要鉱業地域の結果
2022年10月2日、2023年から任期(4年間)を開始する州知事、郡知事、区長を選出する統一地方選挙が実施された。報道によると、主要鉱業地域における結果は以下のとおり。
(州知事選)
Ancash州:Fabian Noriega候補、当選(Alianza Gobierno Unidad y Acción党)。鉱業に関して具体的な公約は示さず、鉱業ロイヤルティ等をより適切に活用したいとの方針を表明。港湾や道路等のインフラ改善や農産業開発等の推進を公約。
Arequipa州:Rohel Sanchez候補、当選(Yo Arequipa党)。国立San Agutin大学元学長で、民間投資や鉱業クラスター、休廃止鉱山鉱害(PAM)修復の推進等を公約。一方、Arequipa州内で活動するいくつかの鉱山企業は環境義務を履行していないと発言したほか、Tia Maria銅プロジェクトに関しては「地域住民の合意が不在のプロジェクトを強行することは不可能だ」との考えを示している。
Cajamarca州:30%以上の票を得た候補者不在のため、2022年12月にRoger Guevara候補(Somos Peru党)、Andres Villar候補(Frente Regional de Cajamarca党)による決選投票が行われる。Guevara候補は公職経験は無いが鉱業支持を表明。Villar候補は元Cajamarca郡知事で、鉱業の重要性を認めている。
Apurimac州:Percy Godoy候補、当選(Frente de la Esperanza党)。Apurimac州における鉱業の重要性を認める一方で、探査から閉山までの鉱業活動の全フェーズに対する環境監査の実施や、鉱業Canonや鉱業ロイヤルティの交付率の増加等、自治体に対するより多くの利益配分を提案。
Cusco州:2022年12月にWerner Salcedo候補(Somos Peru党)とEdy Cuellar候補(Inka Pachakuteq党)による決戦投票が行われる。Salcedo候補はConstancia銅鉱山やAntapaccay銅鉱山に言及し、鉱業は州の主要鉱業であると認める一方、州立の環境監査機関の設置や鉱業への監査強化、利益配分や地域雇用の増加等を提案している。また州内における石油化学プラントやガス精留プラントの建設を提案。他方Cuellar候補は鉱業関連政策や公約を特に掲げていないが、観光や保健等に係る公約プログラムを鉱業や炭化水素セクター由来の財源で実施する方針を示している。
(郡知事・区長選)
Las Bambas銅鉱山等の主要銅鉱山によって利用される南部鉱物輸送道沿線の複数自治体では、Apurimac州Cotabambas郡知事や同郡のChallhuahuacho区、Mara区、Coyllurqui区、Tambobamba区長に、またCusco州Chumbivilcas郡Livitaca区長に、鉱業に対して批判的なPeru Libre党候補が選出され、複数の鉱業専門家等から今後の社会争議への影響が懸念されている。


