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米:USGSとNASAが重要鉱物のポテンシャルマップを共同で作成
2022年10月6日付けの現地報道によると、米国地質調査所(USGS)と米国航空宇宙局(NASA)は協力して、CA州、CO州、NV州、AZ州、NM州、UT州の一部で重要鉱物のポテンシャルマップを作成する。
同プロジェクトではNASAの航空機搭載可視赤外イメージング分光計(AVIRIS)やMODIS/ASTER Airborne Simulator(MASTER)を用いて、表土からの光の反射を数百の周波数帯にわたり測定する。岩石に含まれる各鉱物は独自の反射スペクトルを有することから、USGSとNASAによると、収集されたハイパースペクトルデータは表面の岩石層の研究に非常に有効とのことで、鉱物資源の可能性が高い場所の特定が可能となる。また鉱山廃棄物に含まれる重要鉱物の可能性を評価する研究も行われる予定である。
同プロジェクトでは5年間に亘り、インフラ投資法でのイニシアティブ「USGS Earth Mapping Resource Initiative(Earth MRI)」を通じて16mUS$が拠出される。なおインフラ投資法では、USGSに510.7mUS$の予算が組まれている。


