豪：WA州政府議会、鉱業法改正法案「Mining Amendment Bill 2021」を可決、一部の鉱業活動に対する認可のデジタル化などの行政合理化へ

　2022年9月21日付けのメディアによると、WA州鉱業法「Mining Act 1978」の改正法案「Mining Amendment Bill 2021」が、同政府議会の上院で可決された。同改正法案には、鉱山の開発及び閉山の各時において鉱業権保持者に必要とされていた報告を一本化する、鉱区保有者に対し当該保有者に適用される条件や情報をまとめた文書「Approvals Statement」を付与するなどの案が盛り込まれており、鉱業権保持者が同様の報告や申請を複数の担当機関に対して行う手間が省かれるなど、鉱業活動の行政の合理化が期待されている。今後同政府は、同改正法案で「地表に与える打撃が最低限である」と定義される鉱業活動（eligible mining activity：EMA）に対する認可プロセスをデジタル化する。同改正法案は、2023年半ば～後半に施行開始となる見通しである。