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2022年10月11日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州政府、FIFO勤務形態の女性作業員へのセクシャルハラスメントを防止する新たな実務基準を導入

 2022年9月21日付けのメディアによると、WA州政府は、WA州の鉱山などでFly-In Fly-Out(FIFO)勤務形態で働く女性作業員に対するセクシャルハラスメントを防止するため、新たな実務基準(Code of Practice)を導入する。この実務基準の導入は、同政府議会が、FIFOの女性作業員に対するセクシャルハラスメントに関して2021年に実施した調査の結果をまとめ、2022年6月に発表した報告書「Enough is Enough」に示した24項目の提言に基づく。同政府は、新たな実務基準が、職場の宿泊施設に滞在する作業員の身体的及び精神的な安全をより改善するとしている。また同政府は、これらの提言に基づき、同州の均等機会法「Equal Opportunity Act 1984」に対し、セクシャルハラスメントの被害者にハラスメントを受けたことの証明を義務付ける条文を削除する、豪連邦の性差別法「Sex Discrimination Act 1984」との整合を図るなどして、改正を実施する。同政府は、これらの新基準の導入や法改正を2023年初頭には開始する。

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