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鉱種:
その他 コバルト ニッケル
2022年10月19日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:環境天然資源省、経済の牽引役としての鉱業の可能性を模索

 2022年10月11日付け現地メディアによると、環境天然資源省(DENR)は、Ferdinand Marcos Jr.大統領の指示により、国の経済回復の源泉の一つとして鉱業部門に注目している。
 2022年10月11日に行われた上院財政委員会の予算公聴会で、Toni Loyzaga長官は、DENRは、財務省や他の政府機関と協力して、国内の鉱業活動の様々な財務的側面を確認していると述べた。また、申請書の査定、採掘活動の観察・監視、地域社会や生態系への影響の分析など、DENRの任務遂行のための能力強化も検討している。
 Loyzaga長官は、鉱山会社と投資家の主な懸念は、政策の不安定さと、鉱業原料の現地加工(高付加価値化)であるとした。
 フィリピンは、貿易産業省の投資キャンペーン「Make It Happen in the Philippines」の一環として、ニッケル、コバルト、銅などのグリーンメタルへの投資を米国投資家に働きかけている。
 Cynthia Villar上院議員は、約30百万haの土地のうち、9.8百万haで鉱業の可能性があるとDENRによって確認され、これらの地域は農業に適さないため、採掘に向けた探査が可能であると述べた。また、合法である限り、採掘は環境に影響はないとした。
 Robinhood Padill上院議員は、1995年のフィリピン鉱業法を見直す時期が来たと述べた。
 フィリピン鉱業法の第108条には、「当該者に発行された環境適合証明書の条件に故意に違反し、または著しく怠り、汚染により環境破壊を引き起こした者は、裁判所の判断により、6か月以上6年以下の懲役もしくは50~200kPHP(フィリピンペソ)の罰金、またはその両方の刑罰を受ける」ことが記されている。
 Loyzaga長官は、ビジネス環境の安定の必要性を理由に同意した。

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