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- リチウム
米:加Cypress Development社、NV州Clayton Valleyリチウムプロジェクトで塩酸プロセスを用いてバッテリー品位の炭酸リチウムを抽出
2022年10月25日付けの現地報道によると、加Cypress Development社は米NV州Clayton Valleyリチウムプロジェクトにおいて、塩酸プロセスを用いて粘土鉱床からバッテリー品位の炭酸リチウムを抽出することに世界で初めて成功した。同社の塩酸プロセスは、従来の攪拌タンクでリチウム含有粘土の酸浸出を行い、その後、濃縮した塩化リチウム溶液から炭酸リチウムを生産する。また同社は2022年9月に、粘土鉱床から品位:Li2CO3 99.94%の炭酸リチウムの生産に成功したことを発表している。
NV州では加Lithium Americas社のThacker Passリチウムプロジェクトや、豪Ioneer社Rhyolite Ridgeリチウムプロジェクトなど、複数のリチウムプロジェクトが進められている。だが比較的価格が低い硫酸ではなく、塩酸を用いているのはCypress Development社だけである。同社CEOはインタビューの中で、塩酸の方が同社のプロジェクトに適しており、輸送や荷役の問題が少ないと考えたことを理由に挙げている。
同社は2023年Q1にFSを発表する予定である。PFSによると資本コストは493mUS$、税引後NPV(8%の割引率)は1bUS$と算出されている。マインライフは40年で、生産量は炭酸リチウム換算で27.4千t/年が見込まれている。


