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- 鉱種:
- プラチナ 金 パラジウム PGM(白金族) ロジウム
南ア:Amplats社の2022年第3四半期PGM生産量、Polokwana製錬所の改修、計画停電により前年同期比6%減
2022年10月27日付けメディアによると、Anglo American Platinum(Amplats)社は2022年第3四半期のPGM総生産量が前年同期比6%減の1.05百万ozとなったと発表した。ただし、前期比では1%増加している。この生産減は主に、電力会社Eskomが実施した計画停電(loadshedding)、Amandelbult PGM鉱山のインフラ閉鎖による生産量減少、Mogalakwena PGM鉱山の品位低下によるものだが、Mototolo PGM鉱山とジンバブエUnki PGM鉱山の堅調な生産で部分的に相殺された。
Mogalakwena鉱山のPGM生産量は6%減の259,300ozとなった。鉱石処理量は2%増加したが、これは北側選鉱所のメンテナンスが2022年第3四半期も続いたものの、南側選鉱所のメンテナンスが2023年第3四半期に延期されたためである。しかし、地域住民の抗議運動により高品位の南坑へのアクセスが遅れたため、4E(白金、パラジウム、ロジウム及び金)品位が3.05g/tから2.84g/tと7%減少したことによって相殺された。
Amandelbult鉱山のPGM生産量は12%減の192,600ozとなった。主に2021年12月に耐用年数を迎えたTumela Upperの従来型インフラが閉鎖されたことと、計画停電の影響によるものである。
一方、Mototolo鉱山のPGM生産量は9%増の75,400ozとなった。地盤条件の改善により4E品位が5%上昇して3.39g/tとなり、選鉱所のボトルネック解消プロジェクトにより安定性が増したためである。
ジンバブエUnki鉱山のPGM生産量は、2021年第4四半期に完了した選鉱所のボトルネック解消プロジェクトにより41%増の59,900ozとなった。選鉱所の処理能力は180,000t/月から月210,000t/月に増加し、鉱石処理量は39%増加した。共同操業鉱山からのPGM総生産量は16%減の192,000ozとなった。
Modikwa PGM鉱山のPGM生産量は6%減少して75,200ozとなり、鉱石処理量は5%増加したものの、より低品位のMerensky鉱石とズリの混入割合が高くなり4E品位は6%減少した。一方、精錬PGMの生産量は、12年ぶりに全面的な改修が行われているPolokwane製錬所のため、2022年第3四半期に30%減少して994,800ozとなった。
Amplats社は、計画停電が選鉱所と製錬所に影響を及ぼした結果、2022年第3四半期に40,400ozのPGMが生産できなかったとしている。同社のNatascha Viljoen CEOは、「当社は2022年のガイダンスを維持しており、2022年第4四半期を進めるにあたり、停電が当社の事業に及ぼす継続的な影響を注意深く監視している」とコメントしている。Amplats社の通年のガイダンスは、PGM総生産量(精鉱中金属)精鉱生産3.9~4.3百万ozのままであり、精錬PGM生産量は、3.7~3.9百万ozのまま変更されていない。


