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鉱種:
2022年11月8日 北京 忽滑谷諒子

中国:甘粛省、銅精鉱鉄道輸入効率化モデルを試行

 2022年10月31日、甘粛省の蘭州税関が明らかにしたところによると、“輸入鉄道輸送銅精鉱監督通関モデル”が甘粛省で試行され、カザフスタンからの銅精鉱2,970tが阿拉山口(Alashankou)の通関を通過し、蘭新線(蘭州―新疆線)を経由して甘粛省金昌市に到着し、金昌税関にて荷卸しを完了した。
 この“輸入鉄道輸送銅精鉱監督通関モデル”は、鉄道輸送で輸入される銅精鉱の通関時間と通関コストを大幅に縮小することを目的としており、国内非鉄金属生産加工産業チェーン・サプライチェーンの強靭化と安全水準を引き上げ、質の高い産業発展に資するとされている。
 甘粛省は国内でも重要な非鉄金属の生産地であり、大手非鉄金属企業だけでなく中小非鉄企業も多数点在している。今般、モデル試行実施の成果を享受した西北地区最大の銅製錬企業である金川集団股份有限公司は、約600千t/年の銅精鉱を鉄道輸入している。周民副総経理は、「国境通過後の工場到着までの輸送期間が従来比で3~5日間短縮され、通関効率が向上しコストも大幅に削減できる。陸上輸送での銅精鉱輸入量600千t/年で推計すると、全体で約6,000万元(約12億円)のコスト削減につながるだろう。」と述べた。
 モデル試行にあたって、蘭州税関は銅精鉱向け検査マニュアル等の作成、ウルムチ(鳥魯木斉)税関との放射性検出等での協力体制を構築するなど、各方面の職責を明らかにした。金昌税関の李正富税関長は、「税関同士で幅広い連携を展開し検査体制を効率化し、産業チェーン・サプライチェーンの安全性と円滑化を保障していく。」と述べた。

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