ドミニカ共和国：ポーランド政府、ドミニカ共和国での地熱発電開発に意欲、国家地質センターと覚書締結

　2022年11月7日付け業界紙によると、ポーランド政府はドミニカ共和国における鉱業および再生可能エネルギー分野における協力に関心を示したほか、両国の地質調査関係機関の間で了解覚書が締結された。
　ポーランドのPiotr Dziadzio気候・環境次官、首席地質学者、国家原材料政策担当全権大使はドミニカ共和国を訪問し、Antonio Almonteエネルギー鉱山相と会談を行った。Dziadzio次官は、ポーランドが高温および低温地熱資源による発電の経験に富み、ヨーロッパで最大級の地熱発電所を有するとアピールした。また、同国の高い技術を利用することで、ドミニカ共和国での採掘活動により高い安全性を提供し、次世代のための天然資源を保証することにつながると提案された。Almonte大臣は、ポーランド政府の意欲に感謝し、同国から鉱業活動との関係について学ぶべきことが多いと語った。
　今回の訪問期間中には、ドミニカ共和国国家地質センターとポーランド地質学研究所の間で、天然資源分野に係る協力、研究およびプロジェクト資金の定義を可能とする了解覚書が締結された。