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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年11月22日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Oracleニッケル・プロジェクト、最初のニッケル銑鉄を生産

 2022年11月15日付け現地メディアによると、2022年11月14日、豪Nickel Industries社(旧Nickel Mines社)は、中部Sulawesi州のインドネシアMorowali工業団地(IMIP)内で同社が70%の権益を所有するOracleニッケル・プロジェクト(ONI)において、ニッケル銑鉄(NPI)の生産を開始したと発表した。2023年2月の生産開始を大幅に前倒しした。
 Oracle Nickelプロジェクトの他の3つのロータリーキルン電気炉(RKEF)は、今後数か月の間に徐々に試運転され、2023年第1四半期末までに4つのRKEFライン全てが操業を開始する見込みである。
 Oracle Nickelプロジェクトの稼働により、ニッケル金属の生産能力は52.8千t/年から78千t/年に増加する。実際には、100千t/年を超えると予想され、Nickel Industries社の既存事業にとって大きな変革となると同社は説明する。
 Oracle Nickelプロジェクトの4つのRKEFラインは、北Maluku州のWeda Bay工業団地(IWIP)にあるAngelニッケル・プロジェクト(ANI)と同様に、Oracle Nickelプロジェクト独自の発電所が稼働するまでの間、各ラインが生産能力の約60%まで段階的に立ち上がる予定である。発電所は2023年第2四半期に稼働予定であり、稼働後、RKEFの全ラインは急速に生産レベルを上げ、既存事業と同レベルのパフォーマンスを達成する見込みである。
 Oracle Nickelプロジェクトのコストプロファイルは、Angelニッケル・プロジェクトと同様に、同社の既存のRKEF事業を大幅に下回ることで、発電所の所有によるコストメリットと、より大きな生産能力に伴うスケールメリットも期待できる。

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