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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年11月22日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:ニッケル版OPEC設立構想、カナダ及び豪州と協議

 2022年11月18日付け現地メディア等によると、インドネシアは他のニッケル生産国であるカナダや豪州と、ニッケルのOPECのような組織を立ち上げる協議を開始した。
 Bahlil Lahadalia投資大臣は、2022年11月14~15日にBaliで開催されたG20サミット期間中、加Mary Ng国際貿易・輸出促進・小規模ビジネス・経済開発担当大臣を含むカナダ及び豪州政府高官とこの提案について議論したと述べた。
 この構想は、ニッケル生産国が協力して世界のニッケル貿易をコントロールできるようにするためのものだという。Bahlil投資大臣によると、「この協力を通じて、全てのニッケル生産国が付加価値を生み出すことによって利益を得られることを望んでいる」とし、「我々は彼ら(カナダと豪州)にこのコンセプトを提示した。現在、我々はフィードバックを待っているところだが、一般的な理解として、我々は同じ視点に立っている」とした。また、Bahlil投資大臣によると、これまでのところ、電気自動車(EV)の生産国はEV生産の保護を行っており、その影響で、ニッケル系バッテリー原料の生産国は、EVから最適な付加価値を得られていない。加えて、自動車メーカーの中心地である欧州諸国は、EV工場の近くに車載用バッテリー工場を建設することを要求している。
「このままでは、原料(ニッケルメタル)を生産する国々が付加価値を得られなくなる。そこで、インドネシアはこのアイデアをカナダと豪州に提案し、ほぼ了解を得たところである。説明にはもう少し時間がかかる」と述べた。
 一方、Reuterの報道によれば、カナダはインドネシアとこのような組織の設立を確約しておらず、参加する可能性は「非常に低い」としている。

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