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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年11月25日 バンクーバー 佐藤すみれ

グアテマラ:米、Solway Investment group社の社員および現地鉱山企業を対象とする制裁発表、贈賄関与を非難

 2022年11月21日付け日刊紙によると、米財務省は同月18日、ロシアによるグアテマラのニッケル事業への不正関与を対象とした経済制裁措置を発動した。対象となったのは、スイスSolway Investment group社の社員2名(ロシア国籍者1名、ベラルーシ国籍者1名)に加え、不正に関与していたとされる、グアテマラでニッケル事業を行うCompañía Guatemalteca de Níquel(CGN)社、la Procesadora de Níquel de Izabal(Pronico)社、Mayaniquel社と発表された。米財務省によれば、両者はグアテマラの政治家、裁判官、政府関係者を巻き込んだ贈賄計画を数年にわたって主導していたほか、うち1名はロシアの鉱業部門に対する利益と引き換えに、公務員への現金供与を指示していたとみられている。グアテマラ外務省はこの通知を受け、同年11月25日に会議を開き、今後講じるべき対策について協議を行うことを発表した。
 この措置に対しSolway社は声明を発表し、同社は本件を非常に深刻に受け止め、制裁対象となった2名の従業員に関する事実および状況について積極的に調査を進めていると示した。さらに、同社がスイスの同族会社であり、子会社のCGN社およびPronico社も含め、ロシア政府との関連を否定した。また、米財務省の発表では、制裁対象に含まれているMayaniquel社がSolway社の子会社の一つとして示されているものの、Solway社はこれを否定し、Mayaniquel社も同様に、同社がSolway社と一切の関わりが無いことを表明する声明を発表した。
 米国メディアは2021年8月、Giammatteiグアテマラ大統領が、先述の鉱山企業と関わりのあるロシア出身の人物より賄賂を受け取ったとの目撃証言を報じた。グアテマラ検察庁はこの件に関し調査を実施しているものの、これまでのところ進展の有無については明らかにされていない。

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