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豪:BHP、OZ Minerals社を総額9.6bA$で買収する提案が4週間のデューディリジェンス調査の段階へと進捗
2022年11月18日付けの地元メディアによると、BHPは、豪OZ Minerals社を総額9.6bA$で買収する提案が、デューディリジェンス調査の段階に進捗した。BHPがOZ Minerals社の買収提案を行ったのは2022年8月初めである。当時、BHPはOZ Minerals社の全株式を、2022年8月5日を含む過去30日間における出来高加重平均価格17.67A$/株に41.4%のプレミアムを上乗せした25A$/株の総額8.3bA$で現金買収すると申し出ていたが、OZ Minerals社はこの額が同社の価値を著しく低く見積もったものであるとして拒否する意向を示していた。その後、BHPは買収額の見直しを行い、OZ Minerals社の株式に対するプレミアムの上乗せ率を59.8%と増加し、28.25A$/株で提示を行った。その結果、同買収提案に今後4週間のデューディリジェンス調査期間を設けるということで、OZ Minerals社の合意を得た。BHPは同買収提案に関し、自社傘下にある豪Nickel West社のニッケル事業およびSA州Olympic Dam銅・金・ウラン鉱山に、OZ Minerals社のWA州West Musgrave銅・ニッケルプロジェクトや、SA州のProminent Hill銅・金鉱山、Carrapateena銅・金鉱山がそれぞれ近接することから、これらの事業や鉱山におけるシナジー効果や新たな鉱床開発の機会を生じるとしている。
