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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2022年12月5日 シドニー Whatmore康子

ニューカレドニア:Goroニッケル・コバルト鉱山、廃滓ダムからの液体漏出によって地元当局から生産量規制の行政命令を受ける

 2022年11月30日付けのメディアによると、多国籍コンソーシアム企業Prony Resources社が操業するGoroニッケル・コバルト鉱山が、2022年8月の豪雨により廃滓ダムから塩分を含む液体が漏出したことに伴って、同鉱山が位置する南部州の当局から同廃滓ダムの水位が規定値を上回った場合は生産量を一定量内に抑えるようにとの行政命令を受けた。同社はこの液体漏出に際して、同当局による「廃滓ダムの水位を下げて環境面の是正措置を早急に取ること」という要請に従い、ダムの水位を大幅に下げる措置を取った。しかし、同当局は、液体漏出の再発防止のため、今回の行政命令を行った。同社は、この廃滓ダムの液体漏出によって、同鉱山のニッケル生産量が2022年10~12月四半期に減少する見通しではあるが、顧客と契約する販売量に影響は生じないとしている。

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