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- ウラン
ウズベキスタン:仏Orano Mining社、政府及び国営企業と新規ウラン探鉱等に関する協力協定を締結
2022年11月24日付けの報道等によると、同月21~22日のMirziyoyev大統領のフランス訪問中、ウズベキスタン政府(地質・鉱物資源国家委員会)、ウズベキスタン国営企業Navoiyuran社、フランスOrano Mining社が、新規探鉱プロジェクト、精錬技術協力等を含む、協力協定に調印した。
具体的な内容は以下のとおり。
- 現在推進中のDjengeldiプロジェクト開発のロードマップ決定
- Djengeldiプロジェクト以外の新規探鉱プロジェクト開始
- Navoiyuranの近代化・改革支援
- 核燃料技術に関する交流プログラム
地元メディアによると、Orano Mining社のMaes社長は、本協定が、同社のウラン探鉱におけるウズベキスタンとの排他的提携を基礎付けるもので、5年間で50m€を投資する予定であると述べた。また、ウズベキスタンにおけるイエローケーキの六フッ化ウランへの転換について協議を始めていると語った。
現在、Navoiy州では、南北Djengeldi、北Djengeldi、Yangikudukという、3つの有望な砂岩型ウラン鉱床が見つかっている。同州では、Orano Mining社51%、地質・鉱物資源国家委員会49%出資のNurlikum Mining社がDjengeldiプロジェクトを進めてきた。
Bobir Islamov地質・鉱物資源国家委員会議長によると、同プロジェクトでは探鉱作業は完了しつつあり、2024年までに最初のイエローケーキが製造される。
ウズベキスタンの2021年のウラン採掘量は3,526tであったが、2022~2030年の間にほぼ倍増の7,100t/年に達する計画となっている。
