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EU:欧州委員会、Horizon2023/2024のプログラム公表、2023年事業の公募開始
2022年12月6日付けで、欧州委員会は、Horizon2023/2024のWork Programを公表、2023年事業について公募を開始した。金属関係では、「EUのOpen Strategic Autonomyと気候中立・サーキュラーエコノミーへのトランジションのための原材料」プログラムとして、計11分野209m€(2023年:6分野118m€、2024年5分野91.2m€)のグラントが措置されている。重要原材料の国際的サプライチェーンの多様化及び一次原料・二次原料の域内生産キャパシティ拡大にフォーカスしており、具体的には以下のとおり。2023年事業については、2022年12月8日より公募が開始されている(2023年4月20日締切)。
・2023年(Horizon-CL4-2023-Resilience-01-02,03,05,06,07,09)(グラント、2022年12月公募開始)
(1)サステナブル・脱炭素な採掘のための革新的技術開発25m€(5m€×5件)
(2)重要原材料の処理・精錬に係る技術開発22m€(7.3m€×3件)
(3)使用済製品からの重要原材料のリサイクル技術開発28m€(7m€×4件)
(4)原材料のための地球観測プラットフォーム・製品・サービスの開発20m€(6.7m€×3件)
(5)重要原材料に係る専門家ネットワーク3m€(1件)
(6)レアアースマグネットのリサイクル性・資源効率性20m€(6.7m€×3件)
・2024年(Horizon-CL4-2024-Resilience-01-01,04,08,10,11)(グラント、2023年9月公募予定)
(7)大深度地下の重要原材料探査20m€(5m€×4件)
(8)重要原材料の処理・精錬に係る技術開発22m€(7.3m€×3件)
(9)レアアース及びマグネットのイノベーション・ハブ32m€(16m€×2件)
(10)原材料サプライチェーンにおけるデューディリジェンス要件の検討2.2m€(1件)
(11)重要原材料の採掘・処理に係る技術15m€(7.5m€×2件)
また、欧州復興開発銀行(EBRD)と共同で、重要原材料探査に係るファイナンス(出資もしくは準株式)をパイロット的に実施するとしており、2023年予算より25m€を準備するとしている。
