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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2022年12月19日 バンクーバー 佐藤すみれ

パナマ:Cobre Panamá銅鉱山に係る契約再交渉合意至らず、政府は操業停止措置を決定

 パナマ政府、加First Quantum Minerals社およびその現地法人であるMinera Panamá社の間で進められていたCobre Panamá銅鉱山の操業に係る契約内容再交渉に関し、貿易産業省(MICI)は、2022年12月15日付けで声明を発表し、交渉期限であった前日14日までに合意に至らなかったことを明かした。この結果を受け、Laurentino Cortizo大統領は同日に会見を行い、Minera Panamá社に対しCobre Panamá銅鉱山のケア&メンテナンス体制への移行を命じる行政措置を発表した。この措置に係る決議は全会一致で可決されたとのことである。Cortizo大統領は会見で、「平等な利益を確立する契約を通し、持続可能な鉱山操業を行うべく、政府は最良の選択肢を模索する」と発表した。
 First Quantum Minerals社は2022年1月、新たな契約の取り決めに先駆け、政府が提示したロイヤルティの大幅な引き上げ等条件に合意していた一方(2022年1月20日付 ニュース・フラッシュ:Minera Panamá社、Cobre Panamá銅鉱山のロイヤルティ引き上げに合意参照)、MICIの声明によれば、今回企業側からはロイヤルティ率をはじめとする当初の合意内容の根本的な変更が提示されたとのことである。
 一方、First Quantum社は声明の中で、Minera Panamá社が提示した条件では、経済パッケージのほぼすべての条件を満たすほか、2022年1月に交わされた原則的合意も盛り込まれていると説明した。しかしながら、契約の満期や安定性、経過措置に関する法的保護の点については合意できないと主張した。また同社は、今後も建設的な対話に応じるとコメントした。

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