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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト ニッケル
2022年12月20日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:ニッケル鉱石輸出禁止紛争に対するWTO裁定を不服とし、上訴

 2022年12月14日付け現地メディアによると、ニッケル鉱石輸出禁止紛争について、世界貿易機関(WTO)のEUを支持する裁定に、インドネシアは上訴した。WTOパネルは2022年11月30日、「ニッケル鉱石の輸出禁止も、すべてのニッケル鉱石をインドネシアで精製するよう求めることも、世界貿易ルールに沿っていない」としてEUを支持する裁定を発表した。また、2020年にニッケル鉱石の輸出禁止としたことを正当化するような、インドネシア国内のニッケル鉱石の重大な不足を証明していないとした。
 インドネシアは、2020年にニッケル鉱石の輸出を禁止したことによって、同国のニッケル製品輸出額が、禁止前の約1bUS$/年から20.9bUS$(2021年)に上昇していた。
 また、この禁止措置は国内の電気自動車(EV)用バッテリー産業を発展させるため国際的な投資を促し、ボーキサイト、銅、錫など他の原材料にも同様の輸出禁止措置適用を促すことになった。
 Arifin大臣は、「(WTO)パネルの裁定は、まだ恒久的な法的決定ではない」とし、インドネシアが鉱石の輸出を禁止し、川下産業を適切に育成する権利があると強調している。

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