閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2022年12月22日 リマ 初谷和則

ペルー:採取産業透明性イニシアチブ(EITI)報告書提出期限迫る

 2022年12月初頭の現地報道によると、2022年4月に採取産業透明性イニシアチブ(EITI)が、ペルー政府による報告書提出の期限不履行を理由に実施国資格を一時停止した件(2022年5月12日付 ニュース・フラッシュ:採取産業透明性イニシアチブ(EITI)、期限内報告書提出の不履行を理由にペルーの実施国資格を一時停止参照)に関して、政府は未だ本報告書を提出しておらず、延長後の提出期限が2022年12月31日に迫っている。
 EITIは資源採取産業から資源産出国政府への税金の納付状況や、政府による国民や経済成長のためのこれらの資金の利用状況を透明化することで紛争や腐敗を防止する取り組みで、ペルーは2005年に南米初のEITI実施資格を取得している。
 今回の報告遅延については、エネルギー鉱山省(MINEM)の度重なる大臣交代による指示や調整の遅れが最大の理由だと指摘されている。またペルーEITI委員会のBaca代表は、民間企業8社からの情報提出が遅れている上、一部企業がEITIへの参加見送りを表明したほか、MINEMは企業に対しEITIの重要性に関する十分な説得を行わず、国税庁(SUNAT)からの税務情報の提出も遅延が生じるなど、民間・政府双方によるコミットメント不足を指摘している。こうした中ペルーは、期限超過による除名処分となる可能性が懸念されている。

ページトップへ