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インドネシア:PTFI、銅カソード製錬所建設完了は2023年12月の見通し
2023年1月12日の現地メディア等によれば、2023年1月11日、PT Freeport Indonesia(PTFI)は、東Java州GresikのJava統合産業港湾団地(JIIPE)地区における銅カソード製錬所の建設工程は、2022年末に50%以上に達したと明らかにした。PTFIのRiza Pratamaコーポレートコミュニケーション副社長によれば、建設完了は2023年12月であり、建設完了後、PTFIは新しい精製施設が2024年5月末に稼働できるよう、プレコミッショニングとコミッショニングプロセスを継続すると説明した。
PTFIがGresikのJIIPEに建設する製錬所は、銅精鉱1.7百万t/年の処理能力及び銅カソード550千t/年の生産能力を計画している。
2018年12月、PTFIはインドネシア政府から特別鉱業事業許可(IUPK)を取得し、2031年までGrasberg鉱区での事業継続が可能となっている。IUPKによれば、PTFIが新製錬所の建設を完了し、インドネシア政府に対する納税義務を果たすことを条件に、2041年までGrasberg鉱区の操業を延長する権利を有する。新製錬所はManyar製錬所と呼ばれ、1996年にPTFIが建設したインドネシア初の銅製錬所(現:PT Smelting Gresik)に続く、PTFIにとって2基目の製錬所となる。
最初の製錬所は、政府が、国内で処理/精錬を行うことを要求したContract of Work II(1991年から2018年までのPTFIの鉱業ライセンス)にPTFIが準拠する一環として建設されたものである。
現在、PT Smeltingは製錬所の生産能力を増加させたいと考えている。PT Smelting総務部門のSaptohadi Prayetno上級マネージャーによれば、現在、PT Smeltingが管理する製錬所は300千t/年の銅カソードの生産能力を持つ。
PT Smeltingは、製錬所の能力を30%増加させ、330千t/年とする予定である。このため、PT Smeltingは3.2tIDR(インドネシアルピア)を投資するという。


