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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2023年1月19日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PTFIの銅生産計画、輸出禁止措置の延期を示唆

 2023年1月13日付け現地メディアによると、インドネシア政府は、銅精鉱の輸出禁止計画について、鉱山会社PT Freeport Indonesia(PTFI)とPT Amman Mineral Nusa Tenggara(AMNT)の既存の1年間の輸出許可の期限が切れる2023年3月に決定する見込みである。
 しかし、国内銅製錬所の現在の建設進捗状況や既に承認済みのPTFIの2023年銅精鉱生産計画などの多くの指標は、政府が輸出許可を更新し、2023年6月の当初のスケジュールから2024年に銅精鉱の輸出禁止を延期する可能性を示唆している。
 2023年1月13日、エネルギー鉱物資源省によって承認されたPTFIの2023年作業計画・予算(RKAB)において、PTFIは2022年よりわずかに多い33.6百万wmtの銅精鉱生産を計画していると報道された。PTFIのAgung Laksamana渉外担当上級副社長によれば、承認済みの2023年RKABは、2023年6月に予定されている輸出禁止を想定していない。また同副社長は、政府が当初の予定どおり2023年6月に輸出禁止を実施した場合、PTFIはまだ戦略的な措置を講じていないと述べた。また、PTFIは現在、銅精鉱の輸出禁止の動向を観察しており、政府と協力して最良の解決策を見つけ、上流と下流の両プロセスのための投資とオペレーションを確実にするとしている。
 PTFIは現在、東Java州Gresikで銅カソード製錬所の開発を進めており、2023年末に完成、2024年に操業を開始する予定である。また、PT AMNTは西Nusa Tenggara州で銅カソード製錬所を開発中で、2024年に完成する予定である。この2つの製錬所プロジェクトは、COVID-19の大流行などにより遅れが生じている。
 2020年に改正された鉱物石炭鉱業法によると、政府は法制定から3年後、遅くとも2023年6月には未精製の鉱物性物資の輸出を禁止することになっている。
 Joko大統領は最近、政府が2023年6月にボーキサイト輸出禁止を開始すると明言した。銅精鉱と錫の輸出禁止も実施される予定である。

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