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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 リチウム
2023年1月23日 リマ 初谷和則

ペルー:エネルギー鉱山大臣、鉱業プロジェクト促進等についてコメント

 2023年1月17日付け現地報道によると、反政府デモや南部鉱物輸送道封鎖等による鉱業セクターへの影響が広がる中、エネルギー鉱山省(MINEM)のVera大臣は、鉱業と地域社会のより良好な関係構築に、政府がより積極的に関与する方針を明らかにした。大臣は、鉱業は多くの雇用を創出する有益な産業であり雇用が増えることは望ましいが、それは持続可能でなければならず、地域との調和のもとで成長が目指されるべきだとし、政府は鉱山企業による地域に対する約束が履行されるよう働きかけると述べたほか、基礎インフラや格差解消の重要性へも言及した。
 またPuno州での課題の1つとしてリチウム開発に言及し、同州で自治体や当事者企業、一般市民が参加する協議会を開催して全ての関係者がプロジェクトの現状や将来的な計画について正しく理解できる場を設けたいとしたほか、可能であればプロジェクトに対する技術的支援を行うとの考えを示した。
 さらに政府として、現在全国で計画される探鉱プロジェクト63件(投資総額586mUS$)や鉱山建設プロジェクト43件(同53,168mUS$)の実現を促進するほか、2023年の鉱業投資額は5.6bUS$、2024年は6bUS$となる見通しを示した。他方、多くの鉱山企業から許認可手続きの煩雑さや遅延に関する苦言が寄せられているとして、MINEM内のチーム強化や組織改編だけでなく、閣議を通じて、これら手続きに関与する環境省や文化省との連携強化等により対応する計画を示した。
 探鉱フェーズでの先住民事前協議(簡易化や廃止が提案されている)については、本手続の実施は必要だとの考えを示した上で、事前協議を熟知し住民に適切な説明を行える専門職員によって実施されることが重要だと述べた。

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