閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2023年1月26日 リマ 初谷和則

ペルー:南部複数鉱山への襲撃継続、Antapaccay銅鉱山は操業停止

 2023年1月20~22日付け現地報道によると、同月20日Minera Antapaccay社は、正午近くにAntapaccay銅鉱山(Cusco州)に同鉱山の操業停止やBoluarte大統領の辞任等を要求する住民集団が接近した後、暴徒グループが敷地内に侵入し従業員や同社の物品を強奪、キャンプ地の一部エリアに放火したと報告した。また、同日16時30分頃にデモ隊は鉱山の敷地から立ち去った一方、同社はこれら一連の事件や従業員のリスクを鑑み、本鉱山の操業を一時停止すると発表した。
 また同日Minera Anabi社は、20時頃Utunsa金鉱山(Apurimac州)やHuisamarcaキャンプ地(Cusco州)が、Cusco州Chumbivilcas郡Quiñota区の住民によって攻撃され、設備の一部が放火されたことを明らかにした。
 長期化する反政府デモや鉱山への襲撃に関して、鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のBardales鉱業委員長は、南部鉱物輸送道の封鎖よりペルーの銅生産量の30%が重大なリスクに直面していると述べた。
 ペルー鉱山技師協会(IIMP)のOrtiz副会長は、近年で最も深刻な危機の中2023年がスタートしたことは遺憾だとし、今回の危機はあらゆる方面に蔓延し現時点で解決の兆しが見えていないと述べた。またこれまでの単なる情勢悪化とは異なり、国の機能不全、中央集権主義や汚職、同胞精神の欠如等の歴史的要因に基づく国家・国民的危機の反映だとの考えを示した。

ページトップへ