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メキシコ:環境天然資源省、鉱業部門の水利用監視を目的とした情報システムを公開
環境天然資源省(SEMARNAT)は、2023年1月24日付け会見で、地理情報システム「Agua y Minería(Sistema de Información Geográfica(SIG),Agua y Minería)」を公開した。これはメキシコ国立水工学研究所(IMTA)が開発したシステムで、鉱山企業に付与された水利権に関する情報を水利権公簿(REPDA)から取得している。採掘活動と帯水層との関連性を監視し、公共政策における意思決定のための分析ツールとして役立つことが期待されるとのことである。
Luisa Albores環境天然資源相は、省公式データを引用し、総取水量のうち80%が鉱業用であり、鉱業用水利権が存在する地域のうち66%が利用不可能な帯水層にあるほか、約19%が乱開発にあると示し、不合理な水利用がされていると非難した。このことから、今回発表された情報システムを通して、より持続可能な水利用の予測を構築し、鉱山周辺地域の経済開発を推進していくと述べられた。
一方、メキシコ国家水委員会(CONAGUA)の統計によると、SEMARNATのデータとは大きな差がある。これによれば、2021年に取水量が最も多かった部門は農業で全体の75%を占め、農業、電力部門を除いたその他産業は5.2%で、鉱業はこれに含まれる。メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)の試算によれば、鉱業部門の水使用量は全体のわずか0.35%とみられている。


