ボリビア：Arce大統領、Oruro県に亜鉛製錬プラント建設と発表

　政府系メディアによると、2023年2月1日Arce大統領は、Oruro県に亜鉛製錬プラントを建設すると発表した。
　大統領は、同プラントは全ての国営・民間鉱業界、La Paz県の一部にも利益をもたらすと述べ、Oruro県は亜鉛鉱石ではなく、輸出向けの品質の加工品（亜鉛地金）を販売することとなり、鉱物資源の「工業化の中心」になると断言した。また「Oruro県が生産する亜鉛鉱にはインジウム、金等も豊富に含まれるものの、これまでそれらが含まれたまま販売されていた。しかし、未加工の鉱石を販売する時代は終わり、全鉱物資源を分けて販売することとなる」と述べた。
　そして、この亜鉛製錬建設プロジェクトは、ボリビアのリチウム開発も始まるため、ボリビアの工業化を実現し、輸出の構造を変化させるであろうと説明した。