豪：2022年12月の資源輸出高が全般的に減少、ロシアのウクライナ侵攻による資源価格値上がりの沈静化が背景

　2023年2月7日付けの地元メディアによると、豪州の2022年12月における資源の月間輸出高は、季節調整後で金属鉱石が14.7bA$と前月比3％減、石炭が11.3bA$と同比1.8％減、その他の鉱物燃料が9.0bA$と同比5.6％減となり、全般的に減少したことが豪州統計局（ABS）の最新の報告で明らかになった。豪州のリサーチ企業BIS Oxford Economicsのエコノミストは、2022年2月にロシアのウクライナ侵攻によって生じた資源価格の急速な値上がりが沈静化していることが背景にあると分析している。一方、ABSの季節調整前のデータによると、豪州の2022年12月における資源の月間輸出高は、鉄鉱石が10.98bA$と前月比20.62％増、銅が590mA$と同比12.07％減、アルミニウムが840mA$と同比11.41％増、これらの鉱種やニッケル、ウランを除くベースメタルが442mA$と同比104.63％増、石炭が11.48bA$と同比0.38％増となった。