DRコンゴ：Gecamines、エネルギー移行のため鉱業の多様化を目指すことに言及

　2023年2月8日付けメディアによると、DRコンゴの国有鉱山会社Gecaminesは、リチウム、錫、レアアース等のエネルギー移行に不可欠な鉱物の探査を目指している。同月7日の同社Alphonse Kaputo Kalubi会長の発表によると、1980年代に世界有数の銅・コバルト生産会社であったGecaminesは、100千t/年の銅の生産量を目指し事業の多角化を図りたいと考えている。発表において同会長は、Gecaminesの地質技術者がリチウム、錫、コバルト、コルタン、チタン、鉄マンガン鉱、金、レアアース等、様々な鉱物の探査キャンペーンを行うことに言及した。そして、これらの鉱物を採掘するために、「Win-Winのパートナーシップ」を検討するよう投資家に呼びかけた。他方でGecaminesは、金や錫、タンタル、タングステンなどの資源を密輸している違法な零細採掘等の課題に直面している。同氏は、鉱山会社が可能な限り、零細採掘者とともに作業することで、状況を改善し、同社の利権の搾取を防止する必要性を強調した。