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- アルミニウム/ボーキサイト
豪:Rio Tinto、「責任あるアルミニウム」の供給に関する戦略的提携を丸紅と締結、低炭素の高純度アルミニウムを日本の輸送機メーカーに販売へ
2023年2月16日付けのメディアによると、Rio Tintoは、ESG(環境、社会、ガバナンス)を認識して製造される「責任あるアルミニウム」の持続可能かつ安定的な供給に関する戦略的提携を、丸紅と締結した。同提携に基づくアルミニウムの初供給として、再生可能エネルギーを利用して製造した低炭素の高純度アルミニウム(HPA)を、日本の大手輸送機メーカーに販売する。このHPAは、Rio Tintoが80%の権益を保有するNew Zealand Aluminium Smelter(NZAS)社のニュージーランドTiwai Pointアルミニウム製錬所で製造される。Rio Tintoは同提携に関し、「下流産業に、温室効果ガス(GHG)排出の削減や、製品のライフサイクルにおける環境負荷を評価する“ライフサイクルアセスメント”、及び責任ある原料調達など、ESGに関する目標や必要事項を達成するための実践の浸透に焦点を置く」としており、丸紅の商業ネットワークを通じて、自社製の低炭素アルミニウムや、アルミニウム産業におけるESG基準「Aluminium Stewardship Initiative(ASI)」の承認を得たアルミニウムの販売を、自社が開発したアルミニウムのトレーサビリティプラットフォーム「START」を活用しながら行うという。


