ニューカレドニア：仏政府、Societe Le Nickel社に対して40m€の融資提供で合意

　2023年2月13日付けのメディア情報によると、仏政府は仏Eramet社の子会社でニューカレドニアのニッケル生産会社であるSociete Le Nickel（SLN）社に対して、40m€（42.9mUS$）の融資提供を行うことで合意した。仏経済財務省が述べたもので、SLN社は、前回の救済パッケージの下で2016年にEramet社と仏政府から提供された融資額63b CFP（フラン：567.57mUS$）を使い切った後、「現金危機」に陥っていた。同省によると、SLN社の緊急コスト削減計画では現金危機が解決されなかったため、仏政府が新たな融資の提供を決定した。また、短期的支援の一環として、Eramet社はSLN社への当座貸越限度額を拡大する。仏政府は今回の支援にあたり、SLN社資産に対する融資保証の設定を今後検討するとともに、事業再建の選択肢を探るため同社に対する監査を命じている。