閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 リチウム
2023年3月13日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州地質調査所が国内鉱物資源の既知量に関する報告書「AIMR」の2022年版を発表、クリティカルミネラルに焦点

 2023年3月7日付けのメディアによると、豪連邦政府の豪州地質調査所(Geoscience Australia)は、豪州における鉱物資源の既知量に関する報告書「Australia’s Identified Mineral Resources(AIMR)」の2022年版を発表した。同報告書では、豪州の鉱物資源の各鉱種に関し、JORC規定に準拠する鉱物資源量や、同政府の「地質学的及び経済的に採掘が可能である」という基準に則した既知鉱石測定システム「National Classification System」に基づく経済的実証資源量(Economic Demonstrated Resources:EDR)などの算定や、過去の算定値との比較、豪州における探鉱や鉱山の生産などに関する分析を行う。2022年版ではクリティカルミネラルに焦点が当てられており、リチウムについて、豪州の2021年の生産量はEV普及を背景に55千tと、前年の40千tから大幅に増加して過去最高の水準となり、世界の生産量に占める割合は53%に達した。また、銅について、豪州での探鉱が2021年に活発となり、探鉱費用が総額550mA$と、前年比65%増となった。同報告書は2022年版と2021年版が、以下の各リンクでダウンロード可能である。:
https://www.ga.gov.au/digital-publication/aimr2022
https://www.ga.gov.au/digital-publication/aimr2021

ページトップへ