ペルー：2023年1月鉱産物生産量

　エネルギー鉱山省によると、2023年1月の主要鉱産物生産量は、前年同月比で銅0.3％減、金6.8％減、亜鉛6.9％減、鉛6.7％減、モリブデン12.4％減、錫62.5％減と、鉄を除く全ての鉱物が減産となった。2022年末から2023年1月にかけて頻発した反政府デモや道路封鎖が影響した。銅についてはSociedad Minera Cerro Verde社（0.3％減）、Minera Antamina社（21.9％減）、Southern Copper社（6.3％減）、Minera Las Bambas社（18.2％減）等主要企業は軒並み減産した。また錫についても国内唯一の錫鉱山であるSan Rafael鉱山（Puno州）が争議激化を理由に操業を停止した影響で大幅減産となった。