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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2023年3月27日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:エネルギー鉱物資源省、既存のボーキサイト製錬所は国内全生産量を消費可能との見立て

 2023年3月9日付け現地メディアによると、エネルギー鉱物資源省は、現在稼働中の4つのアルミナ製錬所は、鉱石の国内全生産量を処理する能力を持っているため、2023年6月に予定されている輸出禁止について、ボーキサイト採掘者は心配すべきではないと述べた。
 エネルギー鉱物資源省のIrwandy Arif氏によると、4つの製錬所を合わせたボーキサイト鉱石の投入能力は13.9百万t/年、アルミナの生産能力は4.3百万t/年である。同氏によると、4つの製錬所の投入能力は、2023年の国内全体のボーキサイト鉱石の生産量を吸収するのに十分であるとした。
 4つのアルミナ製錬所のうち2つはPT Well Harvest Winning Alumina Refinery(Line 1とLine 2)、その他にPT Indonesia Chemical AluminaとPT Bintan Alumina Indonesiaがそれぞれ所有している。
 Irwandy氏によると、さらに8つのアルミナ製錬所が建設中であり、総投入能力は23.88百万t/年、アルミナの生産能力は8.98百万t/年である。
 8つの新しいアルミナ製錬プロジェクトは、次の企業が保有しているが、Irwandy氏によると、いずれも2023年6月までに完成する可能性はないという。

  • PT Borneo Alumina Indonesia(建設進捗率23.67%)
  • PT Dinamika Sejahtera Mandiri(進捗率58.55%)
  • PT Persada Pratama Cemerlang(52.61%)
  • PT Sumber Bumi Marau(50.05%)
  • PT Quality Sukses Sejahtera(57.20%)
  • PT Parenggean Makmur Sejahtera(58.13%)
  • PT Kalbar Bumi Perkasa(37.25%)
  • PT Laman Mining(32.39%)

 現地メディアによると、インドネシアボーキサイト・鉄鉱石生産者協会(APB3I)のRonald Sulistyanto会長は、国内には28のボーキサイト採掘企業がおり、平均生産量は5.6百万t/年で、国内製錬所の処理能力が限られているため、2023年のボーキサイト生産量を削減せざるを得ないという。また、ボーキサイト採掘企業の2023年の作業計画・予算計画(RKAB)の大部分は、鉱石生産量調整のため、まだエネルギー鉱物資源省からの承認を得ていない。国内のボーキサイト処理能力が限られているため、4つの製錬所への供給に対する厳しい競争が行われるとした。

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