ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- その他
加:Teck Resources社、Glencoreからの買収提案を拒否
2023年4月3日付けのプレスリリースによると、加Teck Resources社は、20%の買収プレミアム付で同社の全株式を取得するというGlencoreからの買収提案を、取締役会が満場一致で拒否したことを発表した。Teck社会長は現時点での売却を考えていないとし、2023年2月に発表されたTeck Metals社とElk Valley Resources(EVR)社の分離案が、同社ステークホルダーにとって最大の価値を生み出すとコメントしている(2023年2月24日付 ニュース・フラッシュ:Teck Resources社、製鉄用原料炭事業をスピンオフ、Teck Metals社とElk Valley Resources社の2社に分離・上場する計画参照)。Teck社は予定どおり2023年4月26日に株主総会を開催し、Teck Metals社、EVR社を分離・上場する提案に関する株主投票を行う計画である。
Teck社は、買収提案を拒否した理由としてリスクが高いことを挙げている。Glencoreからの買収提案の承認には最大24か月かかる可能性がある一方、Teck Metals社とEVR社の分離案は規制当局からの承認を全て得ていることから、株主は短期間でスピンオフによる利益を享受できるとしている。またGlencoreは一般炭や石油資産を有していることから、Teck社のESG(環境・社会・ガバナンス)へのコミットメントに反しており、一般炭の事業が組み込まれることで、Teck社の製鉄用原料炭の事業価値が下がるとしている。
現地報道によると、2020年にもGlencoreはTeck社に対して同様の取引に関する協議を行ったが、Teck社の取締役会が拒否したとのことである。Glencoreは2013年にXstrataを買収したことで、カナダにおけるプレゼンスを高めている。


