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- 鉱種:
- 金 鉄鉱石 リチウム
豪:中国から豪州への年間投資額、2022年は前年比1.4倍の1.42bUS$で鉱業投資額が86%を占める
2023年4月18日付けの地元メディアによると、中国から豪州への2022年の年間投資額は前年比1.4倍の1.42bUS$、豪ドル換算では1.7倍の2.1bA$となった。また、このうち鉱業投資、再生可能エネルギー投資がそれぞれ86%、12%の割合を占めたことが、会計事務所KPMGとSydney大学が中国統計局のデータに基づき行った調査で明らかになった。この年間投資額のうちで最も額が大きかったのは、鉄鋼最大手のBaowu社(宝鋼集団有限公司)がWA州Pilbara地域でRio TintoとWestern Range鉄鉱石プロジェクトを組成した際の投資額1.08bA$であり、次いでZhejiang Huayou Cobalt社(浙江華友鈷業股份有限公司)がWA州拠点の豪Prospect Resources社からジンバブエのArcadiaリチウムプロジェクトを取得した際の529mA$、3番目はShandong Yulong Gold社がQLD州NQM Gold 2社を取得した際の193mA$であった。州別の割合は、WA州が76.9%、NSW州が12.5%、QLD州が9.2%、SA州が1.0%、VIC州が0.4%となった。また、同年における中国の対外直接投資(ODI)額41.94bUS$のうち、最も大きな割合を占めたのはサウジアラビアの5.55bUS$で、豪州は0.76bUS$と12番目となった。
