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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト コバルト ニッケル
2023年4月24日 サンティアゴ 兵土大輔

ブラジル:Wave Nickel社、Companhia Brasileira do Alumínio社のニッケル製造施設を買収

 2023年4月13日付け地元メディアは、Wave Nickel Brasil社が、Companhia Brasileira do Alumínio(CBA)社のニッケル採鉱区と鉱物処理施設(Goiás州)を20mBRL(ブラジルレアル)で買収することで合意に達したと報じた。Wave Nickel社はブラジル国内でニッケルとコバルトの生産事業を立ち上げ、電気自動車(EV)用バッテリーメーカーへの供給を計画していると市場はみている。Wave Nickels社では、ニッケルやアルミニウム、尾鉱などに賦存する低濃縮金属等を再利用する新技術への投資を行っており、破壊的マイクロ波を利用した鉱物分離技術を採用することで少量の乾燥した廃棄物を排出することになるため、尾鉱ダムの建設が不要になるという。同社の計画では、第1フェーズで150mBRL投資し非工業レベルのパイロット処理施設を建設し、2024年末の完成を予定している。更に約300mUS$(1.5bBRL)を投じて産業プラントを建設し、早ければ2029年頃の操業を計画している。ニッケル・コバルト混合物の生産量は20千t/年と見込まれているが、ニッケル埋蔵量は55~80百万tに増加する可能性があり、プロジェクトの耐用年数は30~40年に達するとみられている。同社では、バッテリー製造の中間製品であるニッケル・コバルトの水酸化化合物の製造に新技術を導入することでニッケル48%、コバルト2.5%を含む素材を製造し、精製業者に販売して濃度99.9%のバッテリーグレードの製品に濃縮するプロジェクトも進めている。

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