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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2023年4月28日 金属企画部 小口朋恵

ロシア:Norilsk Nickel社、Nadezhda冶金工場第二自溶炉の更新工事開始

 2023年4月13日付け報道によると、Norilsk Nickel社は、同社のニッケル精鉱処理を担うNadezhda冶金工場の第二自溶炉の更新工事を開始した。第二自溶炉は、銅を含むニッケル精鉱からニッケルコンバーターマット、銅コンバーターマットを生産する。
 2014年にオーバーホールが行われた古い第二自溶炉は、完全に撤去され、新型の炉に置き換えられる。更新工事の間、生産は第一自溶炉のみで行う。
 新第二自溶炉は、マット、スラグの品質を維持したまま、硫黄分を更に減らした精鉱を処理可能である。処理能力は100~240t/時で、設備の予定外の停止を削減でき、生産の安定に寄与するという。更新によって、転炉を用いずに自溶炉のみでコンバーターマットを製造が可能になったと推察される。
 自溶炉は溶錬シャフト、セットラー、アップテイクから構成される。溶錬シャフトで、精鉱が反応し、セットラーでマットとスラグを分離する。アップテイクから排ガスが排出され、排熱回収ボイラーに送られる。新型炉では、溶錬シャフトが大型化する一方、アップテイクは小型化するほか、セットラーの形状が変更されている。重量は3,500tで、9階建てのビル相当の高さがあり、分解された状態でNorilskまで運ばれた。組立はNorilsknikelremont社が行うという。

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