メキシコ：Fraser Institute社によるメキシコの投資魅力度指数、過去5年間で最低に

　2023年5月15日付け業界紙によると、カナダの民間調査機関であるFraser Institute社が毎年発表するAnnual Survey of Mining Companies 2022において、メキシコの投資魅力度指数（Investment Attractiveness Index）が2021年の66.46ポイントから60.16ポイントへと低下したほか、世界の国と地域における順位も第34位から第37位/62か国・地域へと低下し、少なくとも過去5年間で最も低い結果となった旨が報告された。なお、調査対象の国・地域数は年によって変化し、2021年は84か国・地域であったのに対し、2022年には62か国・地域となった。
　特に顕著であったのは鉱業政策指数で、前年から約21ポイント下げ40.10となった。法制度の不透明さ、鉱業権付与に係る問題、規制管理の不確実性等が主な理由に挙げられている。なお、調査実施期間は2022年8～12月であり、2023年5月の鉱業法改正に関する評価はこれに反映されていない。一方で鉱物ポテンシャル指数は73.53と4年連続で増加した。