ロシア：タングステン採掘のLermontovsky GOKに破産宣告

　2023年5月10日付け報道によると、Primorsky地方でタングステンの採掘を行っていたLermotovsky GOKに対し、破産宣告がなされた。同社は単一の企業に依存し都市を形成するモノゴーラト形成企業であるが、従業員全員が解雇された。請求されている破産債権総額は315mRUB（ロシア・ルーブル）とみられている。
　Lermontovsky GOKは、Lermontovskoeタングステン鉱床を採掘、2006年にRussky Wolfram社がLermontovsky GOKの資産を取得していた。Lermontovsky GOKは2016年に経営悪化で生産を停止し、2017年に国家予算から250mRUBの支援を受けて負債を精算し生産を再開した。しかし、製品であるタングステン精鉱の販売先を確保できず、2020年10月に生産を再度停止していた。