豪：WA州政府の2022/23年度収支、鉱業ロイヤルティ歳入が11.2bA$と貢献して4.2bA$の黒字となる見通し

　2023年5月11日付けの地元メディアによると、WA州政府は2023/24年度の予算案を発表し、2022/23年度の収支において鉱業ロイヤルティ歳入額が歳入総額の4分の1近くを占める11.2bA$で、4.2bA$の黒字となる見通しであることを明らかにした。このロイヤルティ歳入のうち、鉄鉱石ロイヤルティが前年度比6.3％減の9.29bA$、リチウムが同比248.7％増の910mA$、金が同比10.1％増の469mA$、ニッケルが同比29.4％増の154mA$、アルミナが同比6.3％減の104mA$、銅が同比31.1％減の62mA$、ミネラルサンドが6.1％減の46mA$になると予測されている。同政府は2023/24年度の資源ロイヤルティ歳入は、全体で7.98bA$と前年度比28.4％減となると予測しており、この減少の背景には、2023/24年度の資源ロイヤルティ歳入の75％を占めると予測される鉄鉱石ロイヤルティが、鉄鉱石価格の大幅な値下がり（2022/23年度112.3US$/t→2023/24年度74.1US$/t）に伴い5.97bA$へと減少することがあるとしている。