ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- その他
ペルー:専門家、エルニーニョ現象によるペルー南部の水不足や鉱業への間接的影響を指摘
2023年6月6日付け現地報道によると、Gerens大学院のFloris水・環境管理センター局長は、エルニーニョ現象による水不足や鉱業への影響等について以下の見解を示した。
- 国家予測防災減災センター(CENEPRED)をはじめとする様々な機関が、エルニーニョ現象による干ばつやこれに伴う被害発生リスクを警告している。エルニーニョ現象はエクアドルからペルー北部にかけて降雨量増加をもたらすが、ペルー南部では水不足が発生する。特に多年性のエルニーニョでは、極端な降雨増加と深刻な水不足の双方が発生する。
- 水不足によりペルーで特に影響を受けるセクターは、雨季の降水への依存度の高い農業や牧畜業。なおペルーの水資源の7割は農業によって利用されている。
- 鉱業の場合、Southern Copper社のように地下水を利用する鉱山のほか、貯水池や淡水化海水の利用もあることから直接的・短期的な影響は少ない。ただし周辺コミュニティや従業員の生活環境が深刻な水不足に陥れば鉱業も間接的な影響を受けるだろう。
- 国の主要産業の1つとして、鉱業は対策に貢献できる。具体的にはRIMAY(鉱業・エネルギーグッドプラクティスセンター、鉱業セクター中心とする産官学民の協働組織)の再開、エルニーニョ現象や水問題の専門家による科学的な調査やリスク分析に基づく対策の実施が提案される。また、複数の企業やセクターによる水インフラの共有等も検討すべきだ。


