ナミビア：鉱山エネルギー省、既存の資源会社の株式を取得することはないと発表

　2023年6月1日付けメディアによると、鉱山エネルギー省は同日、国内の既操業鉱山及び石油生産者の少数株式取得は検討していないと発表した。本件に先立ち、Tom Alweendo鉱山エネルギー大臣が同年5月29日に国会議員に対して、ナミビアは鉱物資源からより多くの価値を得るために資源会社の株式取得を目指すと述べた、との報道がされており、本発表はこれを明確にしたものである。同省は「政府は、既存の鉱物資源や石油のライセンス保有者の株式を奪う意図はなく、契約の尊厳の維持を約束する」と説明した。他方で、将来資源会社にライセンスを与える際に政府が少数株式を取得する可能性は排除せず、「天然資源の最高所有者である国家は、将来発行される可能性のある鉱物・石油ライセンスにおいて、公営企業を通じて一定の最小限の株式を要求する可能性がある」と述べた。ナミビアは、世界最大のウラン生産国の1つである。また、ダイヤモンドの主要産地であり、硬岩リチウムの重要な鉱床を有している。