豪：Evolution Mining社、WA州Mungari金鉱山とQLD州Ernest Henry銅・金鉱山における拡張計画が進捗中

　2023年6月6日付けの地元メディアによると、豪Evolution Mining社のWA州Mungari金鉱山とQLD州Ernest Henry銅・金鉱山でそれぞれ進める拡張計画が進捗中であり、前者でFS、後者でPFSが完了した。Mungari鉱山の拡張計画は鉱石生産量を2.0百万t/年から4.2百万t/年へと拡大するもので、FSに基づくとCAPEXが250mA$、マインライフが5年間延長されて2038年まで、金生産量がマインライフの平均で155千oz/年となり、AISCが現在の2,090A$/ozから1,750A$/ozへと改善されると試算されている。同社は、Mungari鉱山の拡張においては2023年7～9月四半期に立ち上げを行い、30か月間の建設期間を経た後、2026年1～3月四半期に採掘を開始する。一方、Ernest Henry鉱山の拡張計画は、PFSに基づくと、CAPEXが450～500mA$、マインライフが11年間延長されて2040年まで、鉱石埋蔵量が2022年12月に計上された34.3百万t（品位：Cu 0.85％、Au 0.45g/t）から2023年6月計上で77.4百万t（品位：Cu 0.76％、Au 0.45g/t）に増加すると試算されている。同社は、Ernest Henry鉱山の拡張においては今後15mA$を投じてFSを行うほか、7.5mA$を投じて試錐プログラムを実施し、更なるマインライフ延長の機会を探すとしている。