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- コバルト ニッケル
インドネシア:PT HPL、硫酸コバルトの生産を2023年7月に開始
2023年6月23日付け現地メディアによると、PT Halmahera Persada Lygend(HPL)は、同社の硫酸コバルト工場が現在試運転中で、2023年7月に生産を開始する予定であると発表した。同社のTony Gultom社長が、同月22日の国会第7委員会(エネルギー・鉱業担当)で説明した。同社は、PT Trimegah Bangun Persadaと中Lygend Resources Technology社のJVの総合ニッケル採掘会社であり、北Maluku州Obi島にあるHPAL製錬所の操業を2021年に開始した。同HPAL製錬所でのニッケル・コバルト混合水酸化物(MHP)の生産能力は365千t/年である。
生産したMHPの一部は、2023年4月に生産を開始した硫酸ニッケル(NiSO4)工場に供給され、残りのMHPは輸出向けになる。硫酸ニッケル工場の設計生産能力は240千t/年、ニッケル金属含有量は54千t/年で、世界最大とされる。
